JIS H 8502「めっきの耐食性試験方法」
※あくまで一例です。試験機の仕様範囲内の試験条件であればご利用いただけます。
<試験概要>
塩化ナトリウム水溶液の噴霧、乾燥、湿潤のサイクルを繰り返し、評価対象物の腐食を促進する試験です。
<試験手順>
- 試験溶液の準備 (※当社がご用意致します。)
- 溶質としての塩は、「JIS K 8150塩化ナトリウム(試薬)」に規定する特級の塩化ナトリウム又はこれと同等以上の塩化ナトリウムを用いる。
- 溶媒としての水は、25℃±0.2℃で電気伝導率20μS/cm以下の脱イオン水又は蒸留水を用いる。
- 樹脂などの不活性な材料の容器に、aの塩及びbの水を入れ、5%の塩化ナトリウ
ム水溶液を調製する。
- 試験片の準備
試験片の寸法及び形状は、150mm×70mm×1mmの平板または製品などから切り出した部材を用いる。 - 試験片の設置
噴霧室内での試験片の角度は、鉛直線に対して20°になるように設置する。 - 試験開始
試験条件は表1のとおりとする
表1 塩水複合サイクル試験条件項目 条件 1.塩水噴霧
温度
塩化ナトリウム水溶液の濃度35℃±1℃
5%2.乾燥
温度
相対湿度60℃±1℃
20~30%RH3.湿潤
温度
相対湿度50℃±1℃
95%RH以上1サイクルの時間及び内容 1サイクル8時間とする
塩水噴霧 2時間
↓
乾燥 4時間
↓
湿潤 2時間 - 試験後の処理
試験片の表面に付着した塩化ナトリウムを流水で取り除く。 - 試験片の評価
試験前後の外観、膨れ、ひび割れ、錆などから評価する。
JIS Z 2371「塩水噴霧試験方法」
※あくまで一例です。試験機の仕様範囲内の試験条件であればご利用いただけます。
<試験概要>
塩水噴霧試験とは、霧状にした濃度5%の塩化ナトリウム水溶液を噴霧により評価物に付着させ、腐食を促進することにより耐食性を評価する試験です。
<試験手順>
- 試験溶液の準備 (※当社がご用意致します。)
- 溶質としての塩は、「JIS K 8150塩化ナトリウム(試薬)」に規定する特級の塩化ナ
トリウム又はこれと同等以上の塩化ナトリウムを用いる。 - 溶媒としての水は、25℃±0.2℃で電気伝導率20μS/cm以下の脱イオン水又は蒸留水を用いる。
- 樹脂などの不活性な材料の容器に、aの塩及びbの水を入れ、5%の塩化ナトリウム水溶液を調製する。
- 溶質としての塩は、「JIS K 8150塩化ナトリウム(試薬)」に規定する特級の塩化ナ
- 試験片の準備
試験片の寸法及び形状は、150mm×70mm×1mmの平板または製品などから切り出した部材を用いる。 - 試験片の設置
噴霧室内での試験片の角度は、鉛直線に対して20°になるように設置する。 - 試験開始
準備した塩化ナトリウム水溶液を設定した時間まで噴霧する。 - 試験後の処理
試験片の表面に付着した塩化ナトリウムを流水で取り除く。 - 試験片の評価
試験前後の外観、膨れ、ひび割れ、錆などから評価する。
JIS C 60068-2-14「環境試験方法-電気・電子-温度変化試験方法」
※あくまで一例です。試験機の仕様範囲内の試験条件であればご利用いただけます。
<試験概要>
低温と高温の温度変化を交互に繰り返し、評価対象物にストレスを加える試験です。
<試験手順>
- 前処理
試験開始時には、評価対象物及び試験槽内の温度は、25℃±5℃とする。 - 試験サイクル
規定のさらし温度(高温、低温)、さらし時間、サイクル数で試験を行う。
図1に温度サイクル試験の温度変化グラフを示します。 - 後処理
試験後、評価対象物の温度が安定するまで十分な時間、標準大気状態にする。 - 評価対象物の評価
試験前後の外観、クラックや破壊、電気的性能や機械的性能の違いなどから評価する。